ユリゴコロ 見てみました
ユリゴコロ 3点/5点満点
【キャスト】
吉高 由里子 松坂 桃李etc...
【あらすじ】
※ネタばれは多分ありませんが、私の勝手な解釈であらすじを書いています。脚色しているときもあります。実際みてみたら話が違うじゃないか!ということはありえますので、ご注意ください。
ある日主人公は父親の家で、ユリゴコロとかかれたノートを見つける。そこに書かれていたのは、人を殺すことでしか生を感じない殺人鬼の女の話だった。なんでこんなノートを父親が持っているのか。主人公の頭からノートのことが離れなくなり狂っていく。
【感想】
どの視点でみるかによって全く違うストーリーが待っているのではないかと思います。
この殺人鬼の女はある男に出会い全く味わったことのなかった幸福を感じます。人の優しさにふれ、愛され、守られ、そして母性に目覚め、愛することを知る。でも結局人の本質は変わらない。それを知ったところで人を殺せてしまう。正直1mmもこの女に共感できずに終わりました。共感したらやばいか。ただの変態女です。
で、一番気になったのがこの殺人鬼の夫。夫は本当に殺人鬼の悪事に何も気付いていなかったのか?私は気付いていると思います。全てを気付いていたかどうかは置いといて、少なくとも自分を地獄に陥れた犯人だということは気付いていたんじゃないか。と思っています。ある意味殺人鬼に近付いて結婚までしたのは復讐だったのではないか。女が夫を愛すれば愛するほど後悔の念が大きくなる・・・。なんて、そうだったらオモシロいのになっていう私の妄想です。
ユリゴコロはなくヨリドコロ。心のヨリドコロが一体何なのか。私にとっては家族です。ヨリドコロがない人にとってはこの世は恐ろしく、リアリティのないものなのかな。私にはわからないけど。
怖い話かと思ったけど悲しい話でした。分かる人には分かるんだろうけどちょっと難しかったかな。
ちゃんちゃん。